イタリア国民投票の結果とその後どうなる?を分かりやすくまとめてみた

さていよいよイタリア国民投票が始まりました。
投票結果は日本時間12月5日の7:00の投票締め切り直後、30分毎の開票速報で明らかになります。
投票前の予想では反対派が賛成派をやや上回り、無回答層の票獲得を狙ってレンツィ首相は熱弁をふるって賛成票を呼び掛けていました。

長らく景気停滞しているイタリアですが、一体何を審議するものなのでしょうか。
そしてその結果がなぜその後のEUを揺るがすような大きな影響を及ぼすのでしょうか。まとめてみました。

イタリア国民投票の結果とその後どうなる?を分かりやすくまとめてみた

国民投票と聞いて耳新しいところに、アメリカの大統領選挙があります。
マスコミの予想を裏切ってトランプが当選、今だにトランプショックは続いています。
そして忘れてならないのが、イギリスでのEU離脱についての国民選挙。
選挙では離脱派が残留派に勝利し、その敗北でキャメロン首相は責任をとって辞任しました。

今回レンツィ首相が自分の首相の首をかけて国民に問うたのは、憲法改正案の是非です。
2014年にイタリア史上最年少39歳の若さで首相になった民主党のレンツィ首相は長年のイタリア政治の腐敗、癒着を老害と言い切り数々の改革に着手してきました。
そして今回の憲法改革の主眼は、上院議員の数を3分の1にまで減らして権限を薄め議決を早めると同時に
下院での決定権を強める地方政治を中央寄りに強化するための改革案などが盛り込まれています。

ところがレンツィ首相のEU寄りの政策が野党のみならず国民からの反発を買っており、
このイタリア国民投票の結果で、その後のイタリアの動向が予測されるといわれています。

なぜならレンツィ首相はもし国民投票で反対派が勝利した場合辞任すると公言しており
辞任した場合内閣解散で2017年に総選挙が行われ、新たな政権が誕生するという流れになるからです。

 

その最も有力な候補に2009年のユーロ危機の際に発した5つ星運動(5SM)といわれるEU解脱を訴えるいわゆるポピュリズム政党があります。
もし5つ星運動政党が政権を握ったならば、EUでGDPが4番目(イギリスを含む)のイタリアがEUを抜けることに影響を受け、
続く2017年の選挙でオランダ、フランス、ドイツなどの主要なEU国もEU離脱派が政権を握る可能性がでてくるのです。

またレンティ首相が辞任した場合もともと大規模な不良債権を抱えたイタリアの8つもの主要な銀行が危機に陥るとされており、
EUの経済基盤に多大な影響を与えることは確実です。
またこれを機にEU内にくすぶっている不満が一気に加速し、EUの終焉を迎え、
グローバリズムからナショナリズムへの動きが主流になることが考えられます。

ネットの反応は?

ネットでの反応も心配な声が多くあがっています。

twitter
「グローバリズムなんて幻想だった。自分が大変な時に隣の人にやさしくなんかできない」
twitter
「EUなんて所詮ドイツが儲かるためのシステム」
twitter
「移民、難民はやっぱり受け入れられない」
twitter
「ポピュリズムって言葉嫌い。要するに民意でしょう。」
twitter
「イタレグジット」へ発展の可能性
twitter
もし負けて伊EU離脱の可能性が出てきたとしても それだけでドル高円安トレンドが変わることはないでしょ。
ドル高円安トレンドが変わるためには (モンテパスキ他が潰れるとか)欧州金融危機が勃発して FRBが利上げ出来なくなった場合に限られるのでは
twitter
英米の二の舞となるか
twitter
EU離脱に動けば、世界同時株安、年内買場、イギリスもアメリカも トランプゲームのように白黒逆転、オセロのようになるでしょう。
ドルが強くなり円安135円 NY20000$日経21000円、何を買っても10%上昇。

新しい時代の流れは確かに止められないのかもしれません。
2016年の大きなキーワードは「国民投票」かもしれません。
国民が国を自分達の力で戻した、とも捕らえられるかもしれませんが、お茶の間の親しみやすい人、本音が言える人を感覚で選んでしまう大衆心理には危機感を感じてしまいます。
しかしながら歴史背景や経済力、政治形態の違うヨーロッパの個々の国がEUという枠で繋がることに段々と無理がでてきたことも真実です。
一度綻んだ結び目はもうつながらないのかも、という視点でこれからの情勢を見守っていきたいです。

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