予想外の大接戦の新潟県知事選挙結果が原発政策に大きく影響!なぜ?反応まとめ

新潟県知事選挙の投開票が明日16日に行われるが、現在自民党などが推薦する
前長岡市長の森民夫氏と再稼働反対を鮮明にしている医師・弁護士の米山隆一氏が
予想外の接戦になっている。この結果は、柏崎刈羽原発の再稼働のみならず、
日本の原発政策にも影響を与える可能性がある。

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予想外の大接戦の新潟県知事選挙結果が原発政策に大きく影響

3期12年務めて、東電原発に対して厳しい姿勢を貫いてきた泉田裕彦知事が
突然8月末、地元紙の新潟日報との確執を理由に出馬見送りを表明した。

これで、森民夫氏の当選が確実となり、原発推進派は
東京電力柏崎刈羽再稼働への展望が開けたと楽勝ムードであった。

一方、再稼働反対派は、民進党県支部長を務めていた米山氏を担ぎ出したものの、
支持団体の連合新潟が森氏支援に回ったことで、民進党は自主投票としていた。

ところが、米山氏が再稼働阻止を前面に出したことで原発問題が争点に浮上し、
原発について明確な態度を示さなかった森氏も、
「原子力規制委員会の結論が出てもすぐ再稼働ということではない。」と言わざるを得なくなり、
選挙戦中盤以降、情勢は大接戦となった。

ここで、自民党は、石破氏ら大物が新潟入りし、
てこ入れを図り、民進党は自主投票ながら、ここにきて、
蓮舫代表が新潟入りして米山氏応援の演説を行った。

では、争点となっている東京電力柏崎刈羽原発とは、
これまで、再稼働してきた原発とどこが違うのであろうか?まとめてみた。
これまで再稼働されたまたは再稼働予定の原発

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参考に、廃炉となった福島1-6原発を表に載せた。

2011.3.11の福島第一原発での重大事故以降、原子力規制委員会の新基準をもとに、
再稼働したのは、川内、高浜、伊方原発であり、うち高浜原発については、
一度再稼働した後に、大津地裁により再稼働禁止命令が出され、控訴中である。

加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉の違いを示す。

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柏崎刈羽6,7がこれまで、再稼働した原発と違うのは以下の点である。
1. 原発の型式が、加圧水型軽水炉ではなく、福島原発と同じ沸騰水型軽水炉である。
2. 出力が世界最大の135.6万kWである。
3. 運転する電力会社が福島原発と同じ東京電力である。
4.   規制委から大規模な安全装置の追加を求められたため、遅れていた沸騰水型軽水炉のうち、
安全対策の対応が速く、最新の設備を持った柏崎刈羽6,7号機をモデルケースとして優先審査している。

沸騰水型と呼ばれる原発では、放射性物質の放出を抑えながら
格納容器の圧力を下げる「フィルターベント」の設置を求めるとしています。

従って、柏崎刈羽6,7が再稼働するか、しないかは脱原発派、原発推進派双方にとって
重要な分岐点となるとともに、もし、脱原発派が勝てば、日本の原子力政策にも大きな影響を与えることになります。

なお、沸騰水型軽水炉(BWR)が加圧水型軽水炉(PWR)に比べて安全性で及ばないことは、
震災のケースを例に挙げた以下の企業の資料にからも理解できます。

東京電力(株)福島第一原子力発電所(沸騰水型軽水炉,BWR)の事故は,巨大津波によって
安全設備を支える電源が広範囲に失われ,最終的な熱の逃がし場(ヒートシンク)も
喪失するに至ったことが直接原因であった.

これに対し,加圧水型軽水炉(PWR)プラントは,蒸気発生器で主蒸気系を
原子炉冷却系から隔離しているため,同様の津波に襲われても,
放射性物質を含まない蒸気を大気放出し最終ヒートシンクを確保,
自然循環で原子炉を冷却できるという優れた耐性を有する.         三菱重工技報 Vol.50 No.1 (2013)

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予想外の大接戦の新潟県知事選挙に関する日本の反応

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ネット上では、対応が分かれた民主党への批判以外は、
圧倒的に原発再稼働中止と絡めて、米山氏支持が多いようです。
ここでも勢いを感じます。

確かに、森氏支持派としては、原発再稼働に慎重です以上のことは
言えないでしょうから、ここでは、議論のしようがないのかもしれません。

以上から、今回の選挙結果は、日本の原発の再稼働はもとより、
原発政策全体に影響を及ぼす極めて重要なものであり、新潟県の有権者は
客観的データをもとにその点を十分理解したうえで、投票していただきたいと思います。

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