東芝倒産危機の理由はあの件に集約される!反応まとめ

IHIの所有するWH株3%を東芝が買い取り、出資比率は90%となる。
海外原子力事業を縮小する方向で再建を目指していた方針に逆行するもので、
利益の柱であった半導体事業の株を手放すのとあわせ、倒産危機が現実味を帯びてきた。
この理由は10余年前のWH買収時にあったと言えそうだ。反応もまとめた。

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東芝悪材料続出で倒産危機現実に!その理由は10余年前のWH買収時にあった!反応まとめ

WH(ウエスチングハウス)の米原子力建設サービス会社の買収を巡って東芝は巨額損失を計上することで
、債務超過に陥り、東証2部降格も囁かれるなか、東芝が、IHIの所有するWHの株3%を約189億円で買い取ることになった。

これにより、東芝のWHへの持ち分は90%へと増加する。
WHを巡って、東芝は原子力の海外事業を縮小する方向で出資比率も引き下げる意向をかねて示していたが、
まったく逆方向で、これでさらに資産が減る。

2006年10月 東芝約54億ドルでWH株77%を取得、
米エンジニアリング会社ショー・グループが20%、石川島播磨重工業(IHI)が3%を出資することになった。
但し、株主間の協定で、東芝以外の株主は東芝に対し、WH株を売却できる権利(プットオプション)を持っており、
買い取り価格で東芝に持ち分の買い取りを請求できる権利を持つ。

当時ロンドンで会見した東芝の西田厚聡社長は「今回の買収で東芝は世界的な原子力メーカーになれる」と述べていた。
東芝は、従来の沸騰水型軽水炉(BWR)に加え、WHが持つ加圧水型軽水炉(PWR)の技術を取り込み、
商用原子炉事業の海外市場で攻勢に転じる。狙いはエネルギー需要が伸びている中国で、
WH主導の「加圧水型軽水炉」(PWR)を2020年までに30基程度新設する計画があった。

<WH買収時の経緯>
東芝は当初、51%程度(約3200億円)を出資し、残りを複数企業が共同出資する計画だった。
しかし、共同出資の有力候補だった丸紅が「総合的に判断し、出資を見送った」こともあり、
東芝の出資負担が当初予定の約1.5倍の77%に膨らむことになった。

WH買収に手を上げていた5社程度の大半が次々と脱落、結局東芝、GE、三菱重工業の競り合いになった。
東芝が勝ち残ったのは54億ドル(約6300億円)という破格の買収額だと言われている。
特に三菱重工業はWHと従来からつながりが強く、PWRを手掛けていたので、
東芝のこの買収には、かなり無理があったのではと思われる。

これまでのWH株の持ち株会社の変遷

WH株の持ち株会社の変遷

2006年10月 東芝77%、米エンジニアリング会社ショー・グループが20%、IHI3%
但し、株主間の協定で、東芝以外の株主は東芝に対し、WH株を売却できる権利(プットオプション)を持っており、買い取り価格で東芝に持ち分の買い取りを請求できる権利を持つ。

東芝は当初、51%程度(約3200億円)を出資し、残りを複数企業が共同出資する計画だった。
しかし、共同出資の有力候補だった丸紅が「総合的に判断し、出資を見送った」こともあり、
東芝の出資負担が当初予定の約1.5倍の77%に膨らむことになった。

2007年 東芝67%、ショー・グループが20%、IHI3%、カザフスタンの国営原子力会社カザトムプロム10%
巨額投資の負担軽減を狙い、住友商事にWH株5%分を譲渡することで交渉を続けてきたが、住商は6月末、出資見送りを東芝に伝えた。

2013年1月 東芝87%、IHI3%、カザトムプロム10%
東芝はWH株を20%保有する米ショー・グループから、同株式を買い取った(取得額は1000億円前後)。
ショーはWHへの出資時に円建てで社債を発行したが、円高の進行でドルベースの債務が膨らみ、
株式売却で資金を確保する狙いがあったという。
東芝は今後87%のうち、36%について売却先を募る。一部を米国企業に、
一部を原子力発電所の新増設計画のある国の企業に売却する案が有力視されていると当時報じられていたが、全く実現していない。

2017年2月 東芝90%、カザトムプロム10%
東芝がIHIの所有するWHの株3%を約189億円で買い取ることになった。

当初51%程度出資して、残りを複数企業が共同出資する計画が丸紅に逃げられ、
1.5倍の77%を引き受けてスタートしたものの、負担軽減で成功したのは、
カザトムプロム10%のみであり、当初の20%のショー・グループ、3%のIHIの分もプットオプションの取り決めゆえ、
東芝がすべて引き受けざるをえなくなり、現在90%となっている。
カザトムプロムも同じ権利を持っているので、これが100%になってもおかしくない。

2011年の東電福島第一原発事故は予想できなかったとしても、
買収当時からの見込み違いが、ずっと尾を引いている。

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IHIの所有するWH株3%を東芝が買い取りに関する日本の反応


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以下のWH買収時の問題、誤算があったと考えられ、これが、東芝を倒産危機に導いた元凶と思われる。
1. WH買収金額は、競合の三菱重工が指摘したように、通常の倍以上の破格の価格であった。
2. 他の有力な共同出資社を得ることができず、WH株の77%を引き受けざるを得なかった。
この割合は、減るどころか現時点で90%、これから100%ともなりうる。
最初に取り決めた東芝以外の株主は東芝に対し、WH株を売却できる権利(プットオプション)の故である。
3. 東芝は、従来持っていた沸騰水型軽水炉(BWR)に加え、WHが持つ加圧水型軽水炉(PWR)の技術を取り込み
世界有数の原発メーカーに名乗りをあげたが、
米国での原発事業では、完成までの遅れが頻発し、PWRの売り込み先と目していた中国で、
受注できていないことで、この事業計画は失敗に終わっていると見ざるを得ない。

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