金正男事件なぜマレーシアで?4つの理由と反応まとめ

金正恩の兄金正男氏(45)が、マレーシアのクアラルンプール国際空港であやめられ、
北朝鮮の関与が強く疑われている。準備は周到だったようだが、
なぜ、友好国マレーシアで、実行したのであろうか?考えられる理由を推測してみた。反応もまとめた。

スポンサーリンク

金正男事件なぜマレーシアで?4つの理由と反応まとめ

北朝鮮にすでに帰国した四人の北朝鮮人容疑者など、北朝鮮の関与が強く疑われているが、
なぜ友好国マレーシアの一般の人の目につく、クアラルンプール国際空港で今回の暗さつが強行されたのであろうか?

まず、今回の事件の容疑者が関連する東南アジア各国と北朝鮮の関係を見てみよう。

東南アジア各国と北朝鮮の関係

マレーシア 北朝鮮と友好的な外交関係や経済関係を構築しており、それぞれが平壌とクアラルンプールに大使館を設置し、
2009年より、ビザなしで渡航が可能である唯一の国となっている。
また、北朝鮮政府は、首都クアラルンプールに観光事務所を設置し、東南アジア各国の観光拠点としている。
さらに、クアラルンプールには、北朝鮮政府直営のレストランが存在する。このように、東南アジアの中では、北朝鮮に最も友好的な国である。

インドネシア 1964年に国交樹立。首都ジャカルタは北朝鮮の首都平壌と姉妹都市協定を結んでいる。
ジャカルタには、北朝鮮国営のレストランがあり、ここが北朝鮮のスパイ活動拠点とも言われていた。

ベトナム 2015年1月に国交65周年で、友好関係を確認した。
ベトナム戦争当時、空軍パイロットの派遣してもらった恩義を忘れず、友好関係を維持している。

カンボジア 首都プノンペンに数軒の北朝鮮国営のレストランがある。
2015年12月にカンボジアのアンコールワット近くに開設された「アンコール・パノラマ・ミュージアム」は北朝鮮によってプロデュースされており、
北朝鮮の美術制作会社「万寿台創作社」により北朝鮮の画家60人が描いた壮大な油絵などがかかっている。

ミャンマー 1983年の北朝鮮が韓国の全斗煥大統領暗さつを狙って引き起こした
ラングーン事件を機に断交していた外交関係は現在回復されている。

シンガポール シンガポール 北朝鮮核実験後、
従来行っていたビザなし渡航を撤回した。

以上見てきたように、マレーシアは東南アジアの中でも、とりわけ北朝鮮と親密であり、
今後経済面でますます結びつきを強めようとしていた。

今回の事件を受け、北朝鮮とマレーシアの関係が急速に悪化している。
金正男の検視、遺体引き取りに関し、北朝鮮がマレーシアの対応を強く非難したのに対し、
マレーシア政府は、駐北朝鮮大使を召還する措置をとった。

さらに、昨日のマレーシア警察署長の発表では、北朝鮮大使館の第2書記官、高麗航空の職員が事件に深刻に関与していた
という疑いを持っているとして、北朝鮮大使館に対してこの2人の人物の証言を得るために協力を要請し、
拒否された場合は逮捕状を取るとまで、語っている。

一方、事件後、沈黙を守って来た北朝鮮は、北朝鮮国営の朝鮮中央通信が、
金正男氏さつ害事件を初めて報道し、検視を行ったマレーシア当局の対応を「主権の露骨な侵害」と非難しはじめた。

なぜマレーシアでこのようなことが行われたのでしょうか?その理由を考えてみましょう。

マレーシアが選ばれた理由

1. 北朝鮮にとってビザがいらないマレーシアは、人・モノ・カネが動く活動拠点として、
監視や工作準備活動などが自由に行える利点がある。
2. マレーシアの北朝鮮大使館は2003年に設置されており、歴史もあり、
人員、組織とも他に比べて充実していると考えられる。今度のような事件が、
起こったとき対処できる十分な能力を持つと思われる。
3. 対象がマレーシア人ではなく、北朝鮮人が、さつ害されたのであれば、
これまでのマレーシアと北朝鮮との関係からして、本気で、捜査することなく
遺体を北朝鮮大使館に引き渡しこれで事件は、うやむやに終わると読んでいた。
実際、当初マレーシア副首相は、遺体を北朝鮮に引き渡すと述べていた。
4. 逆転の発想で、今回のようなやり方は、従来の北朝鮮工作員の巧妙なやり方からすると、
ありえない杜撰な方法で、国際社会はまさかこんなやりかたで
北朝鮮工作員が実行するなどないと思わせることを狙った。

北朝鮮の一番の誤算はマレーシア警察、政府の出方を読み間違った点にあるのではないだろうか?
クアラルンプール国際空港というマレーシアの玄関口で、単なる北朝鮮の政治事情で、
権力者の兄をさつ害が実行されたということが、マレーシア国民、政府の面子を深く傷つけたのかもしれません。

これにより、いかに友好国で、経済的な結びつきの強い北朝鮮といえども、
北朝鮮国内の事情で、国が関わるさつ人まで、自由に自国内で、
やられるとはたまったものではないと思ったのかもしれません。

この事件に関する日本の反応と、
スポンサーリンク

ページ:

1

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最新記事

  1. タレントの陣内智則さんがフジテレビのアナウンサー松村未央さんと再婚することが24日分かりました。 …
  2. 5/18国連人権理事会の特別報告者ジョセフ・カナタチ氏が、先日衆議院を通った共謀罪法案について 安…
  3. 5月22日のマンチェスターでの爆発事件。 この事件で8歳の少女が犠牲となっていたことが新たに分かり…
  4. 非人道的な爆弾として知られるクラスター爆弾の製造企業に対し、 日本の4つの企業が投融資していたこと…
  5. 5月22日、イギリスのマンチェスターでテロと思われる爆発事件が起こりました。 狙われたのはアメリカ…
  6. スパイ行為に関わったとして3月末、日本地下探査社員6人が 中国の国家安全当局に山東省と海南省で拘束…

人気記事

  1. 2017-5-13

    5月13日戦争が起こると嘘っぽい予言を言う預言者の素性を調べてみた

    5月13日から10月13日の間、人類にとって非常に危険な期間で、戦争が起こると予言している有名な預言…
  2. 2017-5-14

    北朝鮮弾道ミサイル発射に文在寅韓国大統領は?なぜ今?反応まとめ

    北朝鮮は14日午前5時28分、北西部の亀城から弾道ミサイル1発を発射し、 約800キロ飛んで、日本…
  3. 2016-12-4

    原爆ドームにイルミネーションの画像に様々な反応「難しい」「きれいは違う」「人が来ることが大事」

    原爆ドームが世界遺産登録20周年を迎えるということで、12月7日から来年2月5日まで、広島市などがド…
  4. 2017-3-2

    石原慎太郎は豊洲問題どころではなかった新銀行東京の責任をどう逃げ切ったか?反応まとめ「ハチャメチャな都政私物化」「豪腕が生んだ成果」

    石原慎太郎元都知事は3月3日に豊洲問題で記者会見する。汚染盛土対策の判断時期の2008年に、 それ…
  5. 2017-5-10

    中澤優子CEOスマホ事故で窮地に!スタートアップ企業の旗手がなぜ?反応まとめ

    [ad#no-1] 中澤優子CEOスマホ事故で窮地に!スタートアップ企業の旗手がなぜ?反応まとめ …
  6. 2017-2-8

    トランプ大統領と安倍首相の会談は2月10日で日本時間は?為替の影響の予想反応まとめ

    今移民受け入れ問題で話題となっているアメリカのトランプ大統領ですが、2月10日に日本の安倍首相とフロ…
  7. 2017-1-22

    韓国が少女像を竹島に設置したいのはなぜ?反応まとめ

    韓国で全国民の募金運動を通じて竹島に「平和の少女像」を設置する事業をすすめようとする団体がある。 …
ページ上部へ戻る