黒田投手の座右の銘「耐雪梅花麗」の意味とルーツは?

カープ優勝の立役者である黒田博樹投手の座右の銘「耐雪梅花麗」をご存知でしょうか。
西郷隆盛が詠んだと伝えられるその言葉の意味や時代背景をまとめてみました。

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黒田投手の座右の銘「耐雪梅花麗」の意味とルーツは?

25年ぶりのリーグ優勝で感動を与えてくれたプロ野球の広島東洋カープ。
そのカープ優勝の立役者である黒田博樹投手の座右の銘「耐雪梅花麗」は、
西郷隆盛が詠んだと伝えられています。

「耐雪梅花麗」、読み方は「雪に耐えて梅花(ばいか)麗し」です。
梅の花は冬の厳しい雪や寒さに耐えた後に、春になって美しく咲く。
これと同じように人間は苦しいことや辛いことを耐えた先に大きく成長する、という意味です。

これは、明治の偉人である西郷隆盛が1872年に甥の市来政直に詠んで送った漢詩の一節から来ています。

西郷隆盛は今の鹿児島県である薩摩藩の出身で元は下級武士の出でしたが頭角を現し、
討幕の指導者として薩長同盟・戊辰戦争での功労を経て、大久保利通・木戸孝允と並び
維新の三傑の一人と称された人物です。
この時代の日本の国際的な最大の脅威はロシアでしたが、ロシアと対抗するには
朝鮮半島の国と仲良くする必要がありました。

西郷隆盛は1873年に韓国への派兵論が国内を席巻した時に、
まず自分が韓国へ大使として行き説得することを主張しましたが、
結果として敗北。岩倉具視や大久保利通と決別し、下野して鹿児島に帰る事になります。
その後1877年に鹿児島を基点とするクーデターである西南戦争が勃発。
敗北した西郷隆盛は最後を迎えることになるのです。

さて、広島カープの黒田投手の座右の銘でもあるこの「耐雪梅花麗」。
黒田投手というとカープのエースからメジャーリーグ挑戦と成功。
そして20億円とも言われるメジャーのオファーを蹴ってまで古巣の広島カープへの復帰を果たし、
現役最後の花道としてカープを25年ぶりのリーグ優勝に導いた「男気」というキーワードで
表現される生きるレジェンドです。

しかし、そんな黒田投手も若い頃はいわゆる「球が速いだけで粗い投手」でした。
150kmを超えるスピードボールを持ちながら投球は単調で波が大きく、
先発主力投手としての一つの目安である2桁勝利を挙げたのはプロ5年目してからです。

それからは暗黒時代であった広島カープのエースとして孤軍奮闘するものの、
「好投するもチームの援護がない投手」の代名詞とも言われ存在となり、
投げても投げても報われないイメージの強い投手でもありました。

それは舞台がカープからメジャーに変わっても不思議と変わることがなく、
メジャー防御率が3.45と先発投手としては非常に優秀な成績にも関わらず、
79勝79敗の勝率5割の数字に留まっており、マスコミから派手に取り上げられる
ダルビッシュや田中などに比べると過小評価されている感すらあります。

そんな周囲とは関係なく、すべては自分の責任と自分に背負い込み、
ストイックに自分を追及する黒田投手が「耐雪梅花麗」を座右の銘として著したのは2012年のこと。
もう現役も晩年に差し掛かる中でのこの言葉のチョイスには人生に通じる含蓄があります。

黒田投手のこの言葉には野球ファンのみならず、黒田投手の生き様に感銘を受けた人も多いようです。

黒田投手の座右の銘「耐雪梅花麗」への反応

日本の男として誇り」
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ほんとにいい言葉 苦しまずして栄光なし まさにその通りだとおもう
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別に野球がめっちゃ好きって訳ではなかったのに黒田選手の話を聞いて好きになった
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いや、これは泣ける。 ほんまにかっこいい。
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かなり影響されたいい意味で
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今日決めた事、黒田選手を尊敬する人に加える
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これからの人生、たくさん苦労してたくさん笑おうって思えた
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努力の大切さを教えてもらった気がする
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筋を通すこと、情を大切にすること、感謝し恩を返すこと・・・感銘を受けました

 

といった絶賛とともに、自分も大事なことを教えてもらったというコメントが目立ちました。
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生まれついての広島カープファンである筆者にとって、
正直に言ってメジャーから電撃カープ復帰から始まる「黒田男気ブーム」は少々違和感のあるものでした。

何故なら私達カープファンは黒田投手の若い頃からの努力と苦労、暗黒期のカープのふがいなさにも関わらず
チームを引っ張ってくれたその気力と、メジャー希望を1年間先延ばししてくれたその義の心、
メジャーに行ってからも打球を受けて生死の危機にありながらも立ち直った強さ、
そしてずっとカープの事を口にしてくれていたその愛情を既に知っていたからです。

仮に彼がメジャーから帰って来てなくても、カープが優勝できてなかったとしても、
きっと私達はこの言葉「耐雪梅花麗」から彼の生き様を通し、大事なものを受け取っていたことでしょう。

それが、まさか、最後の最後にリーグ優勝という大仕事を成し遂げてくれることになろうとは・・・。
耐えに耐えて、最後は笑顔で花道を飾る。そんな人生の生き様とすばらしさを彼は教えてくれました。
ありがとう、黒田投手。そしてお疲れ様でした。

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