ヒアリが中国コンテナから次々と!陰謀?中国の現状は?反応まとめ

ヒアリが日本で次々と見つかり、国中を恐怖に陥れている。
しかも中国からのコンテナで見つかるケースが多く、中国の陰謀、テロではとの説まで出る始末である。
中国でのヒアリの調査報告書を見つけたので、現状を見てみる。

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ヒアリが中国コンテナから次々と!陰謀?中国の現状は?反応まとめ

では、すでにヒアリが定着したという中国の現状はどうであろうか?

4月に、広東省中山市で、公園をランニング中だった男性がヒアリの大群に襲われた。
激しい痛みと水疱が数日間続いたものの、投薬と注射を経て約1週間で治ったとのことである。

5月には、広東省東莞市で、男子児童が畑でヒアリにふくらはぎを刺され、
部分的に赤く腫れ、翌日に激痛に見舞われて、水疱ができ、だんだん歩くのも困難となるも
医者に見せて症状は改善したという事件が起こっている。(中山日報および東莞時報の報道)

なお、中国でヒアリによる死者は出ていないようです。

また、コンテナが積み込まれた広東省の港では、特別な検査などは行われておらず、
爆発的に増えたヒアリに打つ手なしなどの報道もなされています。

中国のツイッター微博をヒアリで検索しても、日本のメディアの最近の報道が出てくるばかりで、
既に中国ではあまりに日常的過ぎて、ヒアリ自体にニュースバリューがなくなっているようです。

では、中国でヒアリが最初に見つかってから広く定着し始めた頃の調査報告を調べてみた。

2005年に発表された「中国大陸でヒアリに噛まれた人々についての初めての調査報告」を見つけた。
10年以上前の論文だが、ネットではこれ以降の論文はなく、かなり引用されているようで、重要な論文とみなせるようです。

これを抄訳してみた。
“http://www.bmsw.net.cn/CN/Y2005/V16/I5/342”

中国大陸でヒアリに噛まれた人々についての初めての調査報告

この目的はZ村で、ヒアリに噛まれた傷病例の罹患率、流行分布、臨床症状、およびその治療状況を、
ヒアリ被害を予防し、コントロールするための科学的根拠を提供する。

Z村村民69戸すべてで噛まれた人がおり累計罹患率は93.8%(289/308)。1999年に最初の疑わしいケースが発生し、
それ以降2002年から2004年に年ごとに増加した。噛まれた人の性別、年齢に有意な差はなかった。

田畑で農民の78.5%が噛まれ、臨床的な症状は軽微な痛痒さ(100%)赤く腫れる(99.2%)、水疱(98.8%)、丘疹(59.0%、注:皮膚の隆起)が多く見られ、
全身アレルギー(0.8%)ショック(0.8%)などの重い症状が少数見られた。

噛まれた部位は主に四肢(81.7%)であり、85.3%は消炎剤やアレルギー治療薬を使って自分で処置し、
優れた効果があった。死亡例はなかった。

結論として、ヒアリに噛まれた農民は非常に多かったが、臨床的症状は局部症状が主で、予後は良好であった。

農村で、ヒアリがどのように広がり、定着するとどのような状況になるかが分かる。
田畑に入って作業するほとんどの農民がヒアリに噛まれるものの、多くは軽微な症状で、自分で薬を用いて対処して
予後も問題なく回復するケースがほとんどである。

重症化する場合もあるが、せいぜい0.8%程度で、死亡例も今のところないというものであった。

次に、ヒアリが中国コンテナから次々に発見されることについてのネットの反応を見てみましょう。

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ヒアリが中国コンテナからに関する日本の反応


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中国陰謀説は過剰反応の気がします。いままで見てきたことからすると、中国人にとってヒアリは、すでに日常的に存在している害虫の一つに過ぎなく、
噛まれても激痛は嫌だが、薬を塗っておけばよい程度のものではないかと思えます。

現状を見ると、日本においても、水際で、ヒアリを防ぐのは困難な状況になってきました。

火のような激痛は困りますが、死亡率はそれほど高くなく、注意はするのはもちろんだが、
必要以上に恐れて活動を制限することはないのかもしれません。

ある調査では、日本におけるスズメバチに刺されて死亡した数は、2000年から2009年までの死亡数で男性が178例,女性が40例であった。
すなわち年平均22例ということになる。
攻撃的で、アナフィラキシーに至って死亡するという点で、ヒアリに近い存在だが、
先の例やアメリカでこれまでの累計で、100件ということからすると、
スズメバチより、ヒアリの危険性は小さいのではと思われる。

我々は危険に注意しながらスズメバチとある意味共存しているのである。

もちろんヒアリが定着しないに越したことはないが、
過敏に恐れすぎないということも大事ではないかと思われます。

今はこれだけ騒いでも、数年して、定着してしまうと、中国と同じく、
日常的な出来事になり、かまれたくらいではニュースにさえならなくなるのかもしれません。

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