村上春樹「騎士団長ごろし」の聖地巡礼は?反応まとめ「どの辺だろう」「いつもより人、車が多い気がします」

村上春樹の最新作「騎士団長殺し」の舞台が、小田原市郊外の山中ということで、
地元では、聖地巡礼でひとが溢れるのではと期待しているようです。
小説に登場した人物、風物を探り、ネットの反応をまとめました。

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村上春樹「騎士団長殺し」の聖地巡礼は?反応まとめ

「騎士団長殺し」では、主人公の肖像画家が、妻に突然別れを告げられ、東北地方を失意の彷徨をしたあと、
親友の紹介で、彼の父の日本画家・雨田具彦(あまだともひこ)のアトリエのある家に住んで経験した
8か月足らずの出来事が物語の中心である。

著名な洋画家であったが、戦後になって突然日本画家に転向した。
その当時雨田具彦は92歳で、痴呆症を発症していて、伊豆の養護施設に入っていた。
彼の描いた「騎士団長殺し」の絵がこの小説のモチーフである。

その家は、小田原厚木道路から山中のくねくねと農道を登った先の山頂の一軒家であった。
周りには、梅林があり、イノシシやサルがでることもあり、スズメバチに気をつけなければいけない
静かな環境であった。雑木林の先からは、畳一畳ほどの相模湾が見える。

以上の設定から、日本画家・雨田具彦は小田原市入生田(いりうだ)の長興山にアトリエを構え、
82歳で生涯を終えるまでこの地で過ごした日本画家井上三綱(1899(明治32)年1月15日生まれ)ではないかとの説が生まれている。

油彩画のみならず、日本画絵具を使った作品や屏風などにも描き、
また、書や彫刻も手がける入生田で創作を続けるが、戦後はキャンバスや紙の上に胡粉を塗り、
弁柄や墨、岩絵具で描くなどして、日本と西欧の要素が融合する神秘的な画風で知られる(Wikipedia参照)。

小説には、小田原に由来する風物が次ぎ次ぎと描かれる。
・小田原市のごみ収集車がスコットランド民謡を流しているのが山頂の家から聞こえる。
・多くの政治家の別荘があった。
・小田原漁港のシェフが、イサキやアンコウの料理をふるまう。
・梅林に囲まれている。梅は小田原に多く、梅干しが特産である。

小田原にある政治家、実業家の別荘は以下のように多彩である。
<古稀庵>(山縣有朋 別邸)はあいおいニッセイ同和損保の研修所
<山月>(大倉喜八郎 別邸)明治、大正期の実業家(男爵)大倉喜八郎
<老欅荘>(松永安左エ門 邸)9電力体制を作り日本の電力事業に貢献した電力王、電力の鬼
<対潮閣>(山下亀三郎 別邸)山下汽船(現・商船三井)創業者山下亀三郎(1867~1944)の別邸
NHKの大河ドラマで有名になった海軍中将 秋山真之がたびたび訪れ、患っていた盲腸炎が悪化し、大正7年(1918)2月4日未明に対潮閣内で亡くなった。
<清閑亭>(黒田長成 別邸)黒田長成侯爵の別荘
<小田原文学館>(田中光顕 別邸)幕末の志士で、元宮内大臣でもある田中光顕伯爵が別邸

なお、入生田で有名なものとしては、長興山のシダレザクラがあり、
シダレザクラの巨木である。
4月、登り勾配の道を20分ほど辿ると見ることができるが、かなり見事なものである。

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「騎士団長殺し」の聖地巡礼に関するネット日本の反応

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筆者は小田原近郊に在住するため、興味を持って紹介した。

火事で焼け落ちて、「騎士団長殺し」の絵とともに、跡形もなくなったとの小説の結末ではあるが、
一度入生田の長興山あたりを巡って、山頂から相模湾を眺めてみたいという気持ちになる。

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コメント

    • のも
    • 2017年 5月 30日

    なんで小田原ばかりで伊豆高原はあまり話題にならないのだろう。
    ちなみに伊豆高原に限らず伊豆にはなんとか療養所的な『普通の施設ではない』
    『普通の学校ではない』『普通の病院ではない』建物がたくさんあります。

    信者の子息しか入学できない全寮制の学校とかね。
    興味本位で近づいたりすると監視のおっさんに10キロくらいしつこく
    車で追跡されるよ。

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