北朝鮮のウクライナ製ミサイルエンジンはロシアから流出は本当か?反応まとめ

北朝鮮が2発のミサイルICBMに用いたウクライナ製高性能液体推進エンジンは、ロシアから闇市場を通じて北朝鮮に流出したと、
ウクライナは強く示唆している。これは本当のことなのかを調べ、反応もまとめました。

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北朝鮮のウクライナ製ミサイルエンジンはロシアから流出は本当か?反応まとめ

ウクライナ宇宙機関は、北朝鮮が発射した2基のICBMに使われたエンジンがウクライナから流出したとの疑惑について、
この種のエンジンはウクライナで生産されていたが、すべてロシアに納入されていたと述べ、流出元はロシアである可能性を示唆した。

ロシアは現在ツィクロンロケットを7~20機所有しており、北朝鮮が用いたと推測されているRD250エンジンとその設計図を
「誰にでも意のままに供給できる」と指摘した。
さらに、同エンジンの使用に必要なロケット燃料の製造技術を所有しているのは、ロシアと中国だけだと述べた。

これに対しロシアのドミトリー・ロゴジン副首相は、北朝鮮が同型のエンジンを模造するには、
ウクライナの専門家の支援や、エンジンやその設計図の不正入手が不可欠だとの見方を示している。

果たして、北朝鮮へエンジンを流出させたのは、どちらか?

北朝鮮のエンジンの地上燃焼実験とミサイル発射実験の時間的な流れをまとめた。
これをもとに、以下の英国際戦略研究所の「北朝鮮ICBM成功の秘密」と題した報告書を見ていっていただきたい。

北朝鮮のエンジンの地上燃焼実験とミサイル発射実験の時間的な流れ

英国際戦略研究所(IISS)のミサイル専門家は14日、北朝鮮が7月に発射したICBMなどに
旧ソ連の液体燃料式エンジン「RD250」の改良型が搭載されていたと指摘した。

英国際戦略研究所(2017/8/14)「北朝鮮ICBM成功の秘密」抄訳

何度も失敗していた打ち上げ技術が、この2年間で飛躍的に進歩した理由は、高性能液体推進エンジンを輸入したからである。
ロシアとウクライナの闇ネットワークから取り込んだという確かな証拠がある。

火星12、火星14には旧ソ連の液体燃料式エンジン「RD250」を改良したエンジンが搭載されていた。
数は不明だが、これらのエンジンはロシアまたはウクライナから闇ルートで導入された。
発射実験の失敗を繰り返した後。この2年間に、技術移転がなされたと考えられる。

2016年9月と2017年3月に、高性能液体推進エンジン( LPE)の地上燃焼実験が行われ、
5月に金正恩の指揮のもと、中距離弾道ミサイル「火星12型」発射実験に成功した。
これで、技術者は2段階エンジンで米国大陸に到達するミサイルを発射するという目標に自信を深めた。

これが、7月4日、28日の火星14ICBMロケット発射に繋がった。
北朝鮮がICBMエンジンとして、ウクライナ製エンジンを用い、
これはロシアまたはウクライナから手に入れたとの報告書の根拠をまとめると、以下となる。

1.火星12、14で使われた高性能液体推進エンジンはそれまで、北朝鮮がミサイルに使用してきた旧ソ連製の液体推進エンジンとは根本的に異なる。
2.北朝鮮のLPEは外観、推進の組み合わせ、パーフォーマンスから独特なものであり、
米国、フランス、中国、日本、インド、イランのものとは異なる。旧ソビエット製が最も近い。
3. ロシア企業の持つエンジンRD-217, RD-225 、RD-250 のうち、RD-250が北朝鮮が使用したものに合致する。
4. RD-250に保管されているRD-250はロシアとウクライナに数百あると考えられ、現在使用されていないため、
管理、監視はルーズであると考えられる。大きさから言って十分輸送可能なRD-250を列車で、ロシアから北朝鮮に輸送することができる。
5.2016年9月の北朝鮮のエンジンがスタートだとすると、2016年に従来のエンジンをあきらめており、
この時期はウクライナの経済危機の時期と重なる。従業員が闇組織に、流したとの可能性もある。
5.北朝鮮は犯罪組織を含む多くのコネクションをロシアと持っている。

以上から、可能性の小さな仮説を消してゆくと、「北朝鮮が発射したICBMに使われたエンジンはウクライナで製造され、
ロシアに納入され、これらが闇組織などを通して、北朝鮮に持ち込まれた」との可能性が高いと思われる。

ウクライナで保管されていたものか、ロシアに納品されていたもののどちらから流出したかは断定していないようではあるが、
いずれにしても闇組織を通じて北朝鮮はLPEを手に入れたものと思われる。

ウクライナ製ミサイルエンジンはロシアから流出についての日本のネットの反応を見てみましょう。
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北朝鮮のウクライナ製ミサイルエンジンはロシアから流出に関するネットの反応


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ロシアが闇市場を通してにしても、今回の北朝鮮のICBM成功に大きな役割を果たしていることが推測されます。

先の記事でも書きましたが、北朝鮮のミサイルはICBMでないとの主張をひとり繰り返し、
自らとの関係があることを避けようとするのは、これらの状況を把握しているためかもしれません。

今考えると、2年前と思われるのLPEエンジン開発開始時点が、
北朝鮮のミサイル技術を抑えるポイントの時期だったと思われます。

いまとなってこの事実を知っても、いかにも遅すぎるという感がします。
国際社会の北朝鮮への対応がますます難しくなっています。

■関連記事
ロシアの「ミサイルはICBMでない」に北朝鮮非難「嫉妬だ」と!その理由は?反応まとめ
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