東電会長発言への規制委員長「はらわたが煮えくり返る」が炎上!反応まとめ

東京電力福島第一原発で高濃度汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウム含んだ処理水を巡り、
東電の川村隆会長が「(東電として)判断はもうしている」と述べ、を海洋放出する方針を明言したのに対し、
原子力規制委員会の田中俊一委員長が「はらわたが煮えくり返る」と非難した。この発言が炎上している。

Sponsored Links

東電会長発言への規制委員長「はらわたが煮えくり返る」が炎上!

東電の川村隆会長の発言に対しては、各方面から以下の反発が起こっている。
・全国漁業協同組合連合会は川村会長らを呼んで抗議した。
・県漁連も川村会長に対し「海洋放出には断固反対する」などと抗議する文書を発表した。
・吉野正芳復興相が記者会見で「漁業者に新たな不安を作らないでほしい」と述べ放出に反対した。
・高木副大臣は会長発言が「風評被害を生じさせかねない」と指摘。終了後の取材で東電側に、
「住民、被災者に寄り添いながら発言してほしい」と求めた。
・内堀知事は定例記者会見で、東電に「誤解を与えることのないよう、慎重に対応すべきだ」と苦言を呈した。
その上で「風評に大きな影響を与えかねない重要な問題だ。経済合理性だけでなく、社会影響なども含めて丁寧な進め方が大切だ」と強調した。

ここで、原子力規制委員会の田中委員長は記者会見で、川村会長の言動を「はらわたが煮えくり返る」と非難した。
川村氏は報道各社のインタビューで、海洋放出に対し、「委員長と同じ意見だ」と述べていた。
「私を口実にして、原発事故を起こした当事者として(判断から)逃げるのはおかしい。はらわたが煮えくり返る」と話した。

この事態に、東電の増田尚宏・廃炉・汚染水対策最高責任者は「科学的な観点を述べた発言で、
トリチウム水をどう扱うのか述べたものではない」と釈明した。その上で「社会的観点について、私が会長に説明すべきだった」と述べた。

6月に就任したばかりの東電川村隆会長の発言が図らずも、
この問題の矛盾を暴き出し、各方面に波紋を呼んだ恰好となっています。

まず、放射性物質トリチウムを含んだ処理水を処理する問題を見て行きましょう

放射性物質トリチウムを含んだ処理水問題とは

福島第一原発の敷地内では、原子炉建屋に流入する地下水が1日に300~400トンに上り、
炉心から溶け落ちた燃料と混じり合って生じる汚染水の処理を必要としている。

多核種除去設備「ALPS」の本格稼働により、高濃度の汚染水のうちでほとんどの放射性核種を基準以下に減らすことができるようになったものの、
水と性質が似ているため、取り除くことが困難な物質であるトリチウムが残っており。汚染水は増え続けている。

すでにタンクに保管されている汚染水の総量は80万トンに達しており、敷地を埋め尽くしつつある。
このままではタンクを造ることができるゾーンは数年でなくなるということだ。

この処理方法として、コストが安く、現実的な方法が、トリチウム水を法令基準濃度以下に薄めて
海に放出するというやり方で、運転中の他の原発などでは、法令基準以下に薄めて海に放出している。

実際、昨年3月に、原子力規制委員会の田中俊一委員長は日本外国特派員協会での講演で、
「トリチウム除去は技術的にもほぼ不可能に近いことなので、どの国もみな排水している。
漁業者が反対しているのは安全の問題ではなくて、どちらかというと風評被害の問題。
もっと政治のほうで努力していただきたい」と政府に対し政治決断を促している。

また、昨年4月には「第1回福島第一廃炉国際フォーラム」でウィリアム・マグウッド4世・経済協力開発機構・原子力機関事務局長も、
「このままタンクを造り続けるわけにはいかない」としたうえで、
「ほかの国であれば(トリチウムは)すでに海に流しているだろう」と言及している。

すなわち増え続けるトリチウム水をこのまま放置できず、科学的、現実的に考えれば、
海洋放出しかないというものだ。但し、漁業者の風評被害に対する懸念は別問題である。

「希釈して海洋放出」のシナリオでは、1日400トン(立方メートル)のトリチウム汚染水を、
告示濃度の1リットル当たり6万ベクレル以下になるように海水と混ぜて希釈したうえで海に流す。
80万トンの処分終了までに要する期間は88カ月(約7年)と算定されている。

一方、漁協と漸く合意して海に放出している地下水基準値は漁協との取り決めにより1リットル当たり
1500ベクレルに設定している。6万ベクレルはその40倍に上る。
逆に言えば、この濃度で放出するなら、約7年が約280年になるということである。

結局矛盾を多く含んでおり、微妙なところでやっとバランスをとっていた処理問題に、
河村発言が一撃を与えたため、皆が戸惑い怒っているのである。

原子力規制委員会の田中俊一委員長は、もともと処理水は法令基準以下に薄めて海に流すべきだと訴えており、
川村氏らを呼んだ7月10日の規制委の臨時会議でも、
経済産業省の専門家会合の結論を待つのではなく、
東電が主体的に判断するよう求めていたとのことだ。

<川村隆会長の略歴>
今年6月に東京電力ホールディングス会長に就任。2009年7873億の赤字を出した日立の社長兼会長に就任し、
2015年最高営業利益を出すまでにV字回復させた。政府がこの手腕を見込み、
福島第一原発の廃炉や賠償費用の確保に向けた改革の着実な実行を期待しているとされる。

経営手腕を買われた河村会長の、経済合理的な発言が思わぬところで、波紋を呼んだというところである。

もともと福島第一原発事故が起こってからの、原子力事業自体が矛盾だらけなのである。

原子力事業を将来どうするかとの明確な政府の方針もなく、
事故を起こした東電を生かして黒字にし、賠償費用を賄わすとの思惑だったのでしょう。

次に、規制委員長のこの発言についてのネットの反応を見て行きましょう。

Sponsored Links

規制委員長「はらわたが煮えくり返る」発言に関するネットの反応


*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

東電川村隆会長のある意味素直な発言が、微妙なバランスの上に立っていた
この問題をあからさまにし、波紋を呼んだということであろう。

原子力規制委員長も政府も地方行政も、何かあるとすべて事故を起こした責任として、
東電に問題を押し付けて、自分のところに非難が来ないようにしているように見えます。

福島第一原発を受けて、国の原発政策がどう変わったのか、
安全、廃棄物、燃料サイクルの問題など、ほとんど進展してないように思われます。

将来の明確な方向性もなく、当面の課題をその場その場で処理してゆくだけでは
この問題に限らず、今後も矛盾が噴出するのは当然のように思えます。

■関連記事
メルトダウンした福島第一原発 2号機の圧力容器の真下に強烈な放射線の黒い塊が!6年近く経っても調査の目途さえ立たず!反応まとめ

Sponsored Links

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最新記事

  1. 倉持麟太郎氏のプロフィールと評判について気になりましたのでまとめてみました。 倉持麟太郎氏は世間を…
  2. スタバ新作のショット&チョコレートが気になり早速購入して食べてみました。 食べ方やカロリー…
  3. iPhoneXを手にした筆者がネットでデザイン論争されている「デザインがダサい」について実際手にした…
  4. ダルビッシュ有の登板予定はいつか?次回最新と視聴方法についてお伝えしていきます。 次回は10月…
  5. ついに村田諒太選手がやってくれました。前予想でもオッズなどで示した通り勝つ可能性が高かったのはあった…
  6. 22日20時20分ごろ、とうとう村田諒太vsアッサン・エンダム戦のゴングがフジテレビ生中継によって開…

人気記事

  1. 2017-6-14

    卓球ジャパンオープン2017で水谷張本の日本男子勢は中国の壁を打ち破れるか?日程と放送予定は?

    日本選手大活躍のドイツでの世界選手権に引き続き、東京で、卓球ジャパンオープン2017が開幕しました。…
  2. 2017-8-30

    京大のiPS創薬が実用化へ!他の疾患5候補薬の現状はどうか?反応まとめ

    今月初め、iPS細胞を新薬の開発に使う「iPS創薬」が実用段階に入ったことが報じられた。 京大iP…
  3. 2017-9-28

    民進党は解党を本当にするか?【2017衆議院選】「ちょうど20日に政党交付金 21億」「悪魔との握手」

    ついに民進党が解党する日を迎えるかもしれないということがささやかれているが本当にするのだろうか? …
  4. 2016-11-11

    PS4ProVRの感想!ネットの反応もまとめてみた「VRが4K以上の衝撃」「そこまで変わらない?」

    PS4 Proが11月10日に発売されました。賛否両論な意見が出ていたVR機能が期待以上の物なのか?…
  5. 2017-7-3

    都民ファーストに胡散臭いの声があるのはなぜ?評判まとめ「選挙ファーストだ!」「決められない議会になる」

    結局都民ファースト圧勝の都議会議員選挙でしたが、正直なところ事前に、去年の都知事選挙の時の小池ブーム…
  6. 2017-9-14

    結婚の条件の代役KUMIさんの経歴と舞台の反響まとめ「騒動になり逆に成功する?」「代役1人なの?」

    鈴木砂羽(44)さん初の舞台主演というこで劇団クロックガールズによる「結婚の条件」が騒動となっていま…
  7. 2017-8-28

    24時間テレビの募金額が過去最低か?その理由と反応まとめ「茶番だってばれてきたからね」「やらぬ善よりやる偽善」

    無事放送終了となった今年の24時間テレビの募金額が過去最低と見られています。 いったいなぜ少なかっ…
ページ上部へ戻る