
高等法院がEU基本条約第50条を発動してEU離脱交渉を開始するには、
議会の承認が必要だという判決を出した。
これにより、イギリスのeu離脱がいつになるかますます混迷してきた。
目次
イギリスのeu離脱はいつ?高等法院判決でますます混迷する!!反応まとめ
メイ首相は2017年3月末までにEUに離脱通知する方針を表明していたが、
今回の高等法院の判決により、残留派が多いとされる議会の承認を得るか、
上訴した最高裁でこの判決が覆ることを期待するかになった。
メイ首相は議会に呼び掛け、残留派が多いとはいえ、
議会も国民投票の結果を根底から覆すことはできないだろうとの予測もあるが、
メイ首相のeu離脱プロセスに障害ができたことは確かである。
eu離脱決定とその後の経緯
6月23日 EU離脱派が国民投票で勝利。投票結果、離脱 51.9%、残留 48.1%の僅差。
6月24日 デビット・キャメロン首相が辞任を表明。
6月30日 ボリス・ジョンソンは、党首選不出馬。ジョンソンを応援するとみられていたマイケル・ゴーヴ司法相がジョンソンの能力不足に気づいたと、自ら出馬を表明したため。
7月4日 英国独立党のナイジェル・ファラージ党首「英国をEUから離脱させるのが政治家としての目的だった。自分の役割は果たした」と党首を辞任。
7月7日 第2回投票で残留派だったメイ内相が保守党党首に選出され、首相となる。
メイ首相は2017年3月末までにEUに離脱通知する方針と表明。
7月15日 ボリス・ジョンソン外相にが、驚きをもって迎えられる。
11月3日 ロンドンの高等法院がEU基本条約第50条を発動してEU離脱交渉を開始するには、議会の承認が必要だという判決が出た。政府は最高裁に上訴した。
<英国全体の状況>
・議員の大半がイギリスのEU残留を望んでいる。
・英企業の最高経営責任者(CEO)の4分の3が事業の海外移転を検討している。
・為替は、ポンド安が進み、物価が上昇している。
・一方、ポンド安で高級品に割安感が出てきて、観光客を誘っている。
・英国経済は現在のところ多くの人が危惧していたより力強い底堅さを見せている。
・為替の推移(ポンド/ドル)は以下である。
eu離脱についての高等法院判決の日本の反応と英国の反応を比べて見ましょう。
eu離脱についての高等法院判決に関する英国の反応
イギリスのeu離脱についての高等法院判決に関する日本の反応
そもそも残留支持なのだからこの発言は当然だが、まさかこんなウルトラCの残留策があるとは思わなかった(苦笑)。民意など無関係。国家権力はどんな事でも、何でもやるという事だろう。★メイ英首相、司法の独立尊重と表明 EU離脱めぐる判決受け https://t.co/HBJiOylfdB
— 日本国黄帝 (@nihon_koutei) 2016年11月7日
イギリスの裁判所でEU離脱の第50条の発動は議会の承認が必要という判決が出てから英ポンド急上昇。何ともわかりやすいというか、EU離脱がいかに極端な判断だったのかということを象徴している。 https://t.co/YMnk67MsTm
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) 2016年11月3日
まぁ国民投票で決めるなら議会いらないからね
国民の判断をあおぎたいなら、法的根拠はっきりさせてからやらないと
EU離脱に議会承認必要 英裁判所が判決:日本経済新聞 https://t.co/i6DvclXyQv
— 松本 昇@FULL HOUSE (@sho_fullhouse) 2016年11月3日
うわっ、きた!英高裁、EU離脱交渉開始には議会承認必要だと判決。司法政治が影響与え始めた。北アイルランドの裁判所と判断が分かれた。これで最高裁まで行ってさらに関連論点でEU司法裁判所への先決裁定手続が始まったら、10年はかかりそう。https://t.co/JnGOLIFlxX
— 臼井陽一郎 (@usui1965) 2016年11月3日
英国の裁判は総理がEU離脱を一人で宣告できず、国会の賛同を得るべき、との判決を下した。急に残留の可能性が高くなった。 https://t.co/TdXqDdWWyP
— Robert Geller (@rjgeller) 2016年11月3日
EU離脱に、イギイス、議会の承認が必要と、すごい判決だな
衆偶政治の方向が、どうなるか?— 天空の狐 (@firmamentfox) 2016年11月3日
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EUからは、一刻も早く離脱通知、離脱交渉を開始してくれと要求されている
eu離脱プロセスにますます暗雲がかかってきました。
そもそも離脱決定直後から、推進派の議員は、逃げ出して責任を取らず、
離脱賛成派の国民の一部は、こんなはずではなったと後悔するなど、混迷が続いています。
救いは、経済が思ったほど落ち込まなかったことですが、
先の見通しが不明確では、企業は、英国から出てゆくことを考え、
さらなるポンド安に見舞われると物価の上昇が加速することにもなりかねません。
世界の全体の経済の安定のためにも、早くはっきりした離脱プロセスを示し、
実行に移してもらいたいと思います。
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