プロゲーマー達の熱き戦いに密着したドキュメンタリー映画「リビング ザ ゲーム」の魅力をご紹介!

私たちの知らない、プロゲーマー達の裏側に密着したドキュメンタリー映画

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対戦格闘ゲーム、リズムゲーム、シューティングアクション、対戦チームバトル・・・今では数え切れないほどのゲームが世の中に出ています。時代の流れから、「個人的に楽しむ」という感覚から大きく変わり「大勢で対戦しながら楽しむ」ゲームも増えています。ネットにつないで大勢のユーザーと楽しむ要素が付与されたソフトは、今や見ない日のほうが少ないでしょう。

そして、その真骨頂が各ゲームのユーザーたちによる「全国大会」や「世界大会」の部類にまで発展しています。日本のみならず、海外で行われる数多くのゲーム大会に目を向けてみると、その開催数は年々増加の一途をたどり続けているのです。

そんなゲーマー達による「技の競い合い」となる戦場に足を向けたものたちに密着するドキュメンタリー映画、それが今回紹介する「リビング ザ ゲーム」です。

 

 

「時代の寵児か、社会のはみ出し者か」


「リビング ザ ゲーム」のキャッチコピーは「時代の寵児か、社会のはみ出し者か」。世の中では冷たい視線を送られがちなゲーマーと呼ばれる側の人間が、どのような思いでゲームに打ち込んでいるのか、その先にどんなものを見据えているのか、様々な視点から「ゲーマーであること」に対するメッセージが描かれています。

人前でゲームする姿を見せる「プロゲーマー」は、ゲーム関連企業などをスポンサーとして個人で契約を交わし、世界各地で行われるゲーム大会を転戦して賞金を獲得することを生業としています。そのような試合は世界中にネットで中継され、大会会場では観客が熱狂することでその作品の知名度や売上にも貢献、win-winの関係を保ちつつ自身のプレイスキルを身につけていきます。

スター・プレイヤーやカリスマ的な選手もいるプロゲーマーの世界ですが、そんな方々の生き様や普段の素顔を知るための情報などは、普段の私たちは知り得る部分がありません。この作品では、「彼らがどんな人々か」という実像に迫るドキュメンタリー映画となっています。

もちろん、それがいい視線だけが向けられているわけではありません。プロゲーマーは常に、社会の白い目とも闘っています。理解されないプロゲーマーという職業に対する見方に葛藤しながらも、それでも格闘ゲームに生きる彼らは、果たして時代の寵児か、それとも社会のはみ出し者か。リビング ザ ゲームでは、他の映画では類を見ないほどゲーマー達の光と闇を大きく取り扱っているので、これほど異色な作品は数少ないかと思います。

 

タイトルの意味は?単語から読み解く「リビング ザ ゲーム」のメッセージ

原題「LIVING the Game」を直訳してしまえば「ゲームの生活」となってしまいますが、言葉を引き離して考えてみると「リビング ザ ゲーム」というタイトルがなぜついたのか?という真意が見えてきます。

Livingとは、日本語で「生活,暮らし」という意味合いがある一方、「生計を立てるための暮らし」「現存するための暮らし」「衣食住を補う暮らし」という表現に使われるのも、このLivingです。

また「the Game」も、単純にゲームと訳すわけには行かないようですね。調べてみると、「~のためのゲーム」(theが指定する形)になるため、ただのゲームとは訳が違うことがわかります。

この点を調べた上でひとつの疑問が生じます。なぜ「Gamer」ではなく「Game」にとどめたのでしょうか?ここからは記事筆者の独断による推測になりますが、今作「リビング ザ ゲーム」は確かにゲーマーにスポットを当てた作品ではあるものの、映画に出てくる共通の話題は「ゲーム」です。そのため、「ゲーマーとしての生きがい」というタイトルにするよりは、「ゲームを通して生きる人々」という意味合いを込めてこのタイトルにしたのではないか?と考えました。

 

有名なゲーマー達が出演、その生き様から「ゲーマーについて」を学ぶ

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「リビング ザ ゲーム」のキャストにも、ゲーム界においては様々な功績を残してきた名前の数々が連なっています。その一部をご紹介しましょう。

・ももち
元ホテルマンの顔を持ち、現在は北米プロゲーム団体・EvilGeniusesに所属し活動を続けているプロゲーマーです。2014年、ウルトラストリートファイターⅣ公式世界大会での優勝を果たし、世界王者の称号を獲得。それ以降は自身がゲーム大会を開催するなど、幅広いジャンルでの活動を続けています。

・梅原 大吾(うめはら だいご)
日本で初めてプロゲーマーとしての契約を交わした、ゲーマー達の架橋となる歴史を生み出した人物です。日本とアメリカで開催された対戦格闘ゲームが集結する祭典にそれぞれ出場し、輝かしい成績を収め続けました。特に2004年に開催されたアメリカでの「Evlution」においては「ストリートファイターIII 3rd STRIKE」の対戦において「背水の逆転劇」と呼ばれる大逆転を遂げ、今でもYouTubeでは当時の動画は視聴数が増え続けるほどの人気ぶりを見せます。現在はその理念を活かして講師としても活躍中。

・ジャスティン・ウォン
15歳で優勝したゲーム大会での成績以来、北米最強と言われるまでに成長したアメリカ出身のプレイヤー。ホワイトハウスで開催されたイベントへの出演など、格闘ゲーム界においての実力が輝かしい世界の扉を開いています。前述のEvolutionにおいて、まさに梅原大吾の対戦相手としてその試合に出場しており、しばらくは敗北を引きずっていたとのこと。以降、自身のプレイヤースキルを過信することなく地道に腕を磨き、今ではレジェドとして扱われるほど最強プレイヤーとしての道を進んでいる。

この他にも2人のプロゲーマーにスポットを当てて、それぞれの人物の行動に密着しながら展開していきます。偉業を遂げつつ今もなおプレイヤースキルを高めていくその姿を、是非「たかがゲームの上手い人」という感覚でいる人にこそ見ていただきたいですね。

映画の世界をより広くする、数々の有名な製作陣

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「リビング ザ ゲーム」は日本と台湾、2つのゲーム大国による共同制作により実現した映画作品です。そのため、各国のいろんな分野で活躍してきた最強の製作陣が関わり、ゲームの真骨頂を迫力満点で楽しませてくれます。この作品は既に海外で上映されており、「カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭」や、「広州国際ドキュメンタリー映画祭」に正式招待されるなど、映画の質の高さも評価されています。ここでは、映画を製作してくださった方々を紹介させていただきます。

・(監督)合津 貴雄
大学時代から自主映画の制作を始め、卒業後に一般映画館で作品上映を行うなどして活動を開始。2012年に東京ビデオセンター入社後、フィクションからノンフィクションに活動の場を移し、NHKを中心とした情報番組制作などに携わる。本作を長編ドキュメンタリー映画初監督作品として、デビューを飾ります。

・(撮影)宮川公一郎
東放学園専門学校を卒業後、(株)ファーストハンドに入社。フジテレビ系列「ザ ノンフィクション」、NHK「プロフェッショナル」など、多くのTVドキュメンタリーで撮影を担当。 撮影で一番大事にしている事はコミュニケーションで、その点が多くの高品質な作品を生み出しています。

・(編集)Herbert Hunger
オーストリア出身。イギリスのNational Film and Television School を卒業後、英BBCや米HBOでドキュメンタリー作品の編集に携わります。2014年からは長年の夢だった日本での生活を始め、NHKやWOWOWなどで放送する独自のドキュメンタリー番組を通して、日本の映像クリエーターたちとの作品制作に精力的に取り組んでいます。英語、ドイツ語、スペイン語、日本語を使いこなすバイリンガルな言語力が、多彩な映像編集にも役立っているそうです。

 

羅列するだけでも、数々の番組や作品に携わっている経歴を持った方々が集結しているのがよくわかりますね・・・。ただのドキュメンタリーにとどまらず、「映画という作品に仕上げる」という力強い意気込みを感じます。

リビング ザ ゲームの評価点は内容だけでなく、その撮影技術や演出面にもありますので、その点にも注目して是非ご覧になってみてください!

まとめ

この記事の筆者もゲームが好きで、毎日3DSを持ち歩いてボチボチRPGを楽しんでいますが、出演者のみなさんのように「極める」というのとはまた違った遊び方をしているので、極めることのできるみなさんの技術や能力には本当に頭が上がりません・・・。ネットの世界では羨望の眼差しで見るユーザーは多いですが、一般世間ではやはり受け入れが少ないのが現実。それをいかに掘り下げて話題にしていくのかは、今作の大きな見所となっています。

「リビング ザ ゲーム」は、2018年3月より、渋谷:シアター・イメージフォーラム、その他もろもろの映画館にて公開されます。気になる方は、公式サイトもチェックしてみてくださいね!

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