日本政府駐韓大使を85日ぶりに帰任させる!なぜ?海外の反応は?「地政学的な懸念がこの争いに終止符を打った」

日本政府は、釜山市の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことへの対抗措置として
一時帰国させていた長嶺駐韓国大使を、85日ぶりに帰任させる。
なぜこのタイミングか?海外の反応は?

日本政府駐韓大使を85日ぶりに帰任させる!なぜ?海外の反応は?

現在の状況は、5月9日の韓国大統領選挙が迫っており、4月6日7日に、
トランプ大統領になってから初めての米中首脳会談が予定されており、
北朝鮮が次の核実験の準備を完了したとされている。

岸田外相は帰任理由として以下の4つを挙げている
1.5月9日の韓国の大統領選挙に向けた情報収集の強化と次期政権への備え
2.北朝鮮の核・ミサイル問題での日韓の高いレベルの連携
3.慰安婦像問題を長嶺大使から黄教安大統領権限代行に直接合意の順守を強く働きかけ、次の政権に継承してもらう必要
4.邦人保護に万全を期するとの観点

朴槿恵大統領罷免に伴い、次期大統領候補者による選挙戦が始まり、
特に最有力候補の最大野党「共に民主党」の前代表の文在寅が公認候補に選出された。

慰安婦問題の最終的な決着を定めた日韓合意の見直しにも言及するなど、日本に対して、厳しい態度で知られる。
このままでは、少女像問題の解決はますます困難となり、振り上げたこぶしを下すタイミングを失うことを恐れたと考えられる。

慰安婦像の撤去の目途も立たないのに、という国民の反発への説明として1,3を挙げたと思われる。
ただし、3は現政権にいくら直接説明すると言っても、現状では、
次の政権に引き継がれる可能性はほとんどなく、単なる付けたしの理由に過ぎないと思われる。

召還した駐韓大使を帰任に関する海外の反応みましょう。

召還した駐韓大使を帰任に関する海外の反応

韓国メディアは(朝鮮日報)、以下のような見方で、3について、駐韓大使を勝手に召還しながら、
事前の連絡もなく、大使が大統領代行に直接慰安婦像の撤去について、訴えると日本のメディアに発表したのは、失礼ではないかと反発している。

日本は釜山の少女像設置への抗議として、大使と総領事を一時帰国させるという
外交的手段としては最高レベルの抗議を過去最長期間にわたって実施したにもかかわらず、
何の変化も導き出せなかったため、岸田外相のこの発言(慰安婦像問題を長嶺大使から黄教安大統領権限代行に直接合意の順守を強く働きかける)は
事態を変化させられなかったことに対する日本国内の非難の世論を意識したものとみられる。

一方欧米メディア(nytimes)は、2の理由である北朝鮮問題が、日韓関係の現状を許さなかったと指摘している。

当初一時的と思われていた大使の帰任が、長引き、暗礁に乗り上げたと言われていた。
結局、より厳しい地政学的な懸念がこの争いに終止符を打ったとして、以下の日米識者の意見を紹介している。
・北朝鮮がすべての問題を乗っ取った。お互いに協力する以外に東京とソウルに他の選択肢はない。
・最初の大使の召還が戦術的に誤っていた。少女像についての争いは個別の問題で日韓のすべての関係を規定すべきでない。
・両国の関係は複雑で、広きに渡っており、この件だけを問題にすべきではない。

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