
4月18日、日本政府は一連の北朝鮮とアメリカの軍事的緊張の高まりやミサイルによる日本への攻撃の可能性を考え、領海内にミサイルを発射した場合には「武力攻撃切迫事態」とするよう検討していると報道されました。
あまり聞きなれない「武力攻撃切迫事態」という言葉ですが、この「武力攻撃切迫事態」とはわかりやすくいうとどういうことなのでしょうか。
ネットの反応と合わせて紹介していきます。
武力攻撃切迫事態とは?わかりやすく説明すると?
武力攻撃切迫事態とはどういうことなのでしょうか?これは2015年くらいから佐藤正久参議院銀なんかからちらほら聞かれる言葉でしたが、やはり「日本の防衛」に関することで、安保とも関係あります。
いくら平和憲法9条があるといっても、他人から攻撃されてなされるがままではおかしいことですので、そういう事態の時にどうすべきか、というものを明確にしようとしたものです。
日本の自衛隊は戦争行為を行なうことはできませんが、外部からの攻撃に対して防衛をすることは可能です。
防衛のために自衛隊を出動させることを「防衛出動」といい、日本が外部から攻撃を受けている、もしくは攻撃を受ける可能性がある場合には日本を守るために自衛隊を出動させることができます。
防衛出動が可能になるケースは、わかりやすく言えば「日本に対する武力攻撃が行われた場合」もしくは「武力攻撃が行われる明白な危険がある切迫した状態にある場合」です。
今回は関連記事でも紹介しましたように北朝鮮がミサイルで日本を攻撃する可能性があるため、北朝鮮が日本の領海内にミサイルを発射した場合には自衛隊の防衛出動が可能な「武力攻撃切迫事態」と認定することが検討されています。
領海に北ミサイルなら「武力攻撃切迫事態」検討(読売新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/bizQsZtmJy #Yahooニュース pic.twitter.com/1aFKgvy3Bb
— 佐藤 遊人 (@asobinin1121) 2017年4月18日
「武力攻撃切迫事態」の認定についてはさまざまな意見があり、北朝鮮からの攻撃を受ける可能性を考えれば当然の行動だとする意見もあれば、日本が戦争に巻き込まれることに慎重になる意見も見られます。
武力攻撃切迫事態についてのネットの反応
今回の「武力攻撃切迫事態」の認定についてネットの反応をご紹介します。
出典:https://goo.gl/b30rLR
「防衛出動」という言葉が現実のものとして聞かされる日がくることに戸惑いを感じていますが、隣国と同盟国アメリカが緊張状態にあるなかで、日本も標的とされている今の状態から言えば当然のことなのかもしれません。
長きにわたって平和を維持してきた日本ですが、はたしてその平和は誰の力によるものなのか、また今後日本は平和を維持していくためにどうすべきなのかを今一度考えるときが来ているのではないかと思います。
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