
築地市場の豊洲への移転問題で東京都議会が石原慎太郎前都知事の都議会豊洲問題特別委員会への参考人招致を決め、
石原氏も「喜んで受ける」とこれまでと一転して、自信を回復した口調で語りました。
これによってこの問題の責任の所在が明らかになるのでしょうか?ここからどういう展開をみせていくのでしょうか?
反応をまとめました。
石原慎太郎氏の豊洲問題参考人招致決定で責任所在が明らかになるのか?
築地市場の移転は以前から都政の重要課題として上がっていましたが、
豊洲への移転が決まったのは石原都都政の時代の2001年です。
その中で当初無かった「盛り土案」や、豊洲の土地の持ち主である東京ガスと
石原氏の側近の当時の浜渦副知事とのやり取りが表に出るなどしていくなかで、
石原氏の意向が強く出ていたのでは?という声があがるようになりました。
石原氏は今回「喜んで出る」「小池知事にも言いたいことがある」として参考人招致だけではなく、
小池知事との直接会談も望んでいるようです。
なお未だ都議会への招致日程は決まってなく、これから調整が図られる見込みです。
>>参照:http://news.infoseek.co.jp/feature/toyosu_embankment/
石原慎太郎氏の豊洲問題参考人招致決定への反応
ネットでは「ようやくか」「大ボス石原登場」「悪玉きた」という石原氏に責任があると思っている人や、
「早くどうするか決めないと築地の人達かわいそうだ」「政治が築地振り回してる」
「築地の人達本当迷惑だろうな」という築地で働く人達への同情、
それに「小池知事だからここまで来た」「徹底的に膿を出しきって!」「もう小池百合子に逆らえない」
「都議も小池新党に吹き飛ばされない為に必死」という小池知事に絡めて反応する声も多くありました。
小池知事がいきなり「石原氏の用地買収を巡る責任の有無を再検討をする」と言い出し弁護団を組み直して、
訴訟を視野に入れ始めた中で都議会への参考人招致が決まりました。
この方針の急転換は石原慎太郎氏の息子である石原良純氏がテレビで小池知事を批判した頃からのようです。
これに怒りを覚えた小池氏はTwitterで反論して直後に石原慎太郎氏の責任の問い直しをすると言い出しましたのではとも言われています。
これが本当なら、結局政策的ではなく感情論から来たものと言わざるを得ません。
また都議会側からすると小池知事に異を唱えると「反小池」のレッテルをマスコミを通じて貼られてしまい
夏の都議選で「小池知事への抵抗勢力」とされ、現状では落選が決定的でしょう。
今回の一連の流れは生き残りたい都議会議員と敵を作って選挙を優位にしたい小池知事側の思いに
石原氏が振り回されているとも見えます。
一方、4年ぶりにツイッターを更新し、豊洲問題のゼロ回答は「間違いです」と反論を始めた石原氏も、
これまで、体調や高齢を理由に、文書で回答しますとして、小池知事との会談に応じなかったのは、なぜなのかと言わざるをえません。
「小池さんに言いたいことがある」と言う石原氏が、今度こそ、都議会参考人招致で、知らなかった、忘れましたなどとはぐらかすことなく、
堂々と当時の状況を説明してこそ、真実と本当の責任の所在が明らかになると思われます。
しかし、そのようにスムーズに物事が進むのか、この問題の決着点は未だ見えないというのが現状です。
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