フィリピンイスラム国拠点化阻止に苦慮!なぜ?反応まとめ「対岸の火事ではいられない」「より日本に脅威が」

フィリピンのドゥテルテ大統領が、イスラム国拠点化阻止を掲げ、5月23日ミンダナオ島一帯に戒厳令を布告し掃討作戦に乗り出して
すでに7週間になろうとしているが、作戦終結のメドが立たず苦慮している。
なぜなのか?反応もまとめた。

フィリピンイスラム国拠点化阻止に苦慮!なぜ?反応まとめ

過激な麻薬撲滅作戦で、名を馳せたドゥテルテ大統領が、独立記念日の6月12日までに、
その後はイスラム教の断食月の明ける6月25日までに終結させると宣言していた掃討作戦が長期化している。
6月30日の大統領就任1年も経過してしまった。

まず、これまでのこの作戦の経過を見て行きましょう。
<掃討作戦の経過>
5月23日 ミンダナオ島での武装勢力「マウテグループ」と戦闘開始、
ドゥテルテ大統領が同島一帯に戦後3回目となる戒厳令を布告して掃討作戦に乗り出した。
5月29日 ドゥテルテ大統領6月上旬に予定していた日本訪問を取りやめると発表。
5月31日 国軍練習機SF260による空爆が行われたが、誤って政府軍部隊を爆撃してしまい、
兵士11人が死亡する「誤爆事故」が発生した。
6月5日 米トランプ政権はフィリピンに対する武器供与を行った。
6月6日時点 マラウィ市の戦闘は続いており、一般市民20人を含む170人が死亡、
人口約20万人のうち約18万人が避難するという異常事態となっている。中心部には現在も一部の市民が取り残されている。
6月12日 フィリピン独立記念日の記念式典がマニラのリサール公園で行われたが、
この国家的重要行事にドゥテルテ大統領は欠席した。
6月17日 ミンダナオ島での記念式典にドゥテルテ大統領突然姿を現した。
6月19日 マレーシア、インドネシア、フィリピンの3ヵ国によるミンダナオ島周辺海域での合同海上パトロールを始めた。
6月30日 ドゥテルテ大統領就任1年となる。
7月10日 イラク政府「イスラム国」拠点モスル制圧を宣言した。

このように各国の援助を受けながらも掃討作戦が困難を極めている理由はどこにあるのだろうか?

掃討作戦が困難を極めている5つの理由

1.2年前に結成された「マウテグループ」と、1991年に結成され、ISのフィリピン支部を名乗る
「アブサヤフ」いう武装組織が「イスラム国」の名の下で、結集した。

2.フィリピンのイスラム教徒5%程度が、古くからミンダナオ島周辺に集中し、独自の文化を築き、
1970年ごろからイスラム教徒の独立を求める武力闘争をアブサヤフが行い始めた。
すなわち、この地区には、フィリピンの圧倒的多数を占めるキリスト教徒に対抗するイスラム勢力が昔からあった。

.戒厳令で増派された国軍が地上や空から攻撃することで早期鎮圧が可能と見ていたが、現実には膠着状態に陥っている。
アブサヤフとマウテグループは空爆の目標から外されている教会や病院と地下に潜伏していて、
待ち伏せ攻撃や、人質を使った「人間の盾」を使って国軍の攻撃をしのいでいる。

4.シリアのISの首都とされるラッカが陥落し、イスラム国はあらたな拠点を作る必要に駆られた。
中東から落ちのびた戦闘員が、ミンダナオ島を拠点に新たな「国家」を宣言する可能性もある。
イラクやシリアのIS戦闘員は、東南アジアからも600人程度が含まれ、
インドネシア人やフィリピン人が含まれる。彼らが、帰国すれば、この戦闘に加わる可能性が高い。

実際、フィリピン政府はマラウィでの戦闘で死亡した戦闘員の中に、
チェチェンやサウジアラビアの出身者がいたと明らかにしている。
同グループやフィリピンの他の武装勢力に加えてインドネシアやマレーシアなど東南アジア各国のイスラム武装勢力のみならず
チェチェンやサウジアラビアの出身者のISIS要員がマラウィでの戦闘に参加していることが確認されている。

5.72歳のドゥテルテ大統領に以前ほどの元気が見られない。暴言も最近は極めて控え目で、
これまでなかった1週間の雲隠れ騒動などもあり、なんらかの健康上の問題があるのかもしれない。

次にフィリピンでのイスラム国拠点を阻止する掃討作戦についての日本のネットの反応を見て行きましょう。

フィリピンのイスラム国の拠点阻止に関する日本の反応

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フィリピンに「イスラム国」の報道が少ないのではと指摘するなど危機感が表れています。

中東で壊滅されたイスラム国が世界に拡散し、まして日本に近い東南アジアで拠点を作る事態になると
北朝鮮問題で厄介な問題を抱える日本には大変な事態になります。

就任後最大の困難にあるというドゥテルテ大統領に、
対立してきた米国を含め各国の援助を得ながらも、何とか頑張ってもらいたいと思います。

■関連記事
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