
田原総一朗氏が、支持率低下に悩む安倍首相に「政治生命かけた冒険」を進言したと伝えられ、
その内容を憶測する報道が続いている。可能性のある9案を考え、比較検討した。反応もまとめた。
目次
田原総一朗氏の安倍首相への「政治生命かけた冒険」進言とは?九つの案のうちベストはこれだ!
田原総一朗氏のその後の記者とのやりとりから、「政治生命かけた冒険」提案の内容を推測してみた。
まず、「政治生命かけた冒険」であるための、九つの条件を以下に挙げた。
政治生命かけた冒険提案の9つの条件
1. 首相が政治生命をかけるレベルのものである。
2. 冒険に値する。危険が伴うが、成功すれば、サプライズとなって、支持率回復に大きな役割を果たす。
3. 安倍首相でなければできない。総理大臣故その権限を持っている。また、こちらの意味が大きいと思うが、
右派勢力を基盤とした安倍首相だからこそ、右派が嫌う事項でも、抑えることができる。
第1次安倍内閣の中国訪問などは、このパターン。
4. 内容が表に出た瞬間に、壊れてしまう類のもの。
反対勢力も多いテーマ。
5.(成果が)そのうち目に見える 国民にはっきりその成果を見せることができる。
6.民進党も共産党も自由党も反対ではない。
右寄りのテーマではない。
7.実現の可能性 5割はある。夢のような話ではない。
8.実現の時期 年内に実現可能なテーマ
9.支持率回復に寄与する。
次に、考えられる九つのテーマを挙げてみた。
考えられる9つのテーマとは
1. 早期解散総選挙
2. 総理辞任
3. 憲法改正
4. 電撃的北朝鮮訪問
5. 北方領土返還
6. 政界再編か新たな連立政権構想
7. 脱原発宣言
8. 皇室典範改正
9. 日中の問題の解決
これらについて、まず田原総一朗氏の記者の質問に対するレスポンスは次のようであった。
但し、田原総一朗氏は内容を口にすると、つぶれてしまうといっているので、
煙に巻いている可能性もあり、そのまま信じられないところもある。
1の早期解散総選挙について そんな細かい問題じゃない.
2の総理辞任について、否定した。
4の電撃的北朝鮮訪問について「そんなことは、安倍さんおよび安倍さんの周辺はみんな考えている」と切り捨てた。
9つのテーマを「政治生命かけた冒険」であるための9つの条件に当てはめて、表にし、可能性をさぐった。
例えば、総理辞任は政治生命をかける条件から否定される(×)。
支持率回復につながるテーマであることが最大の条件だが、
安倍首相でなければできないというのは、最重要ポイントと思われる。
野党が反対せず、右派を基盤とする安倍首相であればこそできるという点である。
結局、田原氏は一旦否定しているが、冒険であり、実現すれば、成果が非常に大きく、
場合によっては後世に名を遺し、支持率回復に最も効果が大きいと考えると4の電撃的北朝鮮訪問以外にはありえないと思われる。
詳しく見てみましょう。
1. 安倍首相にとって、北朝鮮との交渉、電撃訪問は、小泉内閣で2度経験済みである。
2. 小泉内閣は、落ちかけた支持率を、拉致被害者を取り戻すことで、
劇的に回復させたことを首相は眼のあたりにしている。
3. 拉致被害者を取り戻すことは、安倍内閣の発足当初からの公約であり、
安倍首相在任中に必ず成し遂げると被害者家族に約束している。
4. 国際情勢の現状
中国頼りのトランプ政権は、2度のICBM発射実験で、打つ手がなくなってきている。
中国、ロシアはかねてから、圧力でなく、話し合いをと言っているので、賛成するであろう。
ミサイル発射を繰り返す北朝鮮も、これを永遠に続けることはできない。最大の望みはアメリカとの直接対話である。
現在西側で、トランプ大統領と最も近いのは安倍首相であろう。
米朝会談をセットすることを条件に拉致被害者問題解決を働きかけるチャンスではある。
5.大きな賭けであり、冒険である。もちろん水面下での交渉が成立してから、訪朝となるであろうが、
捕まる可能性など命をかけるほどの決心が必要である。小泉元首相ほどの度胸があるかを試される。
しかし、もしこれを成功させれば、支持率回復どころか、ノーベル平和賞候補に挙がってくるであろう。
次に、田原総一朗氏の安倍首相への進言についてのネットの反応を見てみましょう。
田原総一朗氏の安倍首相への進言に関するネットの反応
田原総一朗氏は、北朝鮮のエージェントではないのか。だから、安倍訪朝を提案したのではないのか。安倍訪朝は日米の離反にもなるし、日米同盟の弱体化になるし、田原総一朗氏は、日朝正常化実現で、北朝鮮に日本から戦後賠償の2兆円を支払わせるように動いているのではないのか。
— 渡部篤 (@watanabeatushi) 2017年7月31日
田原総一朗氏が安倍首相に進言した「政治生命を賭けた冒険」…田原氏はテレ朝の取材に「日本の政治家で安倍さんにしかできないと言ったら照れていた。民進党も共産党も反対しない」。30日夜に田原氏と会食した玉川徹氏「安倍さん以外が言い出せば右派が猛反対するような話ではないか」…皇室がらみ?
— 冨永 格 (@tanutinn) 2017年7月30日
田原総一朗が官邸訪問で安倍総理に「政治生命かけた冒険しないか?」と提言 「首相はやるつもりじゃないかな」~ネットの反応「老害ジジイが偉そうに」「北朝鮮関連だな」「どう考えても憲法改正だろ」「電波オークションか」 https://t.co/YlVsUp9SMy
— アノニマス ポスト (@anonymous201504) 2017年7月28日
田原氏が提案した「冒険」は、自衛隊を明記する憲法改正を問う解散総選挙だろう。自公維は3分の2を失うが、民進を割って改憲派を取り込めば発議できるというわけだ。だが今選挙をしたら争点は「アベの是非」一色だ。これは田原流の引っ掛けと思う。https://t.co/fAHAJL9aqV
— 鮫島浩 (@SamejimaH) 2017年7月28日
テレ朝ワイドスクランブルに生出演の田原総一朗氏、首相に進言した「政治生命を賭けた冒険」の実現可能性は「5割近くある」。同席の萩谷弁護士「北朝鮮?」田原「いや…」萩谷「北方領土?」田原「含まれる可能性はある」(これが実現しないと)「安倍政権は終わるでしょう」「改憲はもうできない」
— 冨永 格 (@tanutinn) 2017年7月31日
そこで田原総一朗さんの提案に従って総理が北朝鮮電撃訪問なんですか、なるほど。
— 南野 森(MINAMINO S.) (@sspmi) 2017年7月28日
田原総一朗氏って
自分が面白けりゃ
日本がどうなろうがどうでもいいと思ってる
自分第一主義の人間こういうタイプは
いちいち言ってることを
真に受けないほうが良い
疲れるだけ— keitama_np (@keitama_np) 2017年7月28日
かける政治生命まだ残ってるつもりなん
田原総一朗さんが総理に「政治生命かけた冒険を」 https://t.co/iAgHNJTUC6
— yukan (@yukankmr) 2017年7月28日
*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。
ネットでは、田原氏に対する評判が悪いようです。提案内容については様々な説が出ています。
安倍首相には、閉塞する国際情勢を打ち破るための一撃として支持率回復などの眼の前の小さな目的のためでなく、
やるなら世界や人類の為に、思い切ったことをしてほしいと思います。
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